86の実燃費と年間維持費を計算して比較紹介

86はトヨタとスバルが共同開発して2012年に誕生した2ドアクーペになりその後、2016年にはマイナーチェンジをされて、さらに走りが楽しくなる車になっています。

 

86と聞くと思い浮かぶのが、1980年代にAE86と呼ばれた「レビン・トレノ」は今でも根強いファンが多く乗っている姿を街中でも見かけます。

 

マンガでも人気になり、特にパンダトレノの「ハチロク」を見かけると、私も「おっ!」となり、ついつい振り返って見てしまいます。

 

車の走る楽しさを昔から受け継いでいる、ドライバーをワクワクさせてくれる現代のハイブリッド車やエコカーには無い、走る楽しさが詰まった車です。

 

そんな特徴がある86ですが、実際に購入して維持すると、燃費や年間費用はどのくらいかかってくるのか?

 

車は購入してからも維持費がかかるので、しっかり確認しておかないと維持するだけで精一杯になり自分好みにカスタマイズする事ができない状態になりかねません。

 

さらにこういった、ランニングコストを考える事で、より購入しやすくなりますし、もしこれから販売店のディーラ営業マンやご家族の方に交渉する機会がある場合では

 

金銭的な管理意識が強い人!

 

という印象を与える事が出来るので細かい数字部分まで知っている方は営業マンにも「やりにくい人だ!」という存在になるので「カモ」られる心配はなくなります。

 

ご家族の方には「そこまで調べたの!?

 

何てことになるので、86の維持費マニアみたいな存在になるので、より交渉力が増して何かと購入材料の手段として活用できるはずです。

 

しかし、これから紹介する維持費内容を周囲の人にそのままストレートに伝えてしまうと、あまりにも、細かい数字で若干引かれるかもしれませんので自分なりにかみ砕いて活用してください(笑)

 

今回は86の年間維持費を徹底的に調べたので周りの方よりも一歩先をいく知識を身に着けてみましょう!

 

記事の最後にも車購入では欠かせない「とっておきの方法」を紹介していますのでお見逃しなく。

86にかかる年間維持費

車を所有すると必ずかかる費用がありますが、どのような費用が発生するのか確認していきましょう。

 

【86にかかる維持費】

  • 燃料費
  • 任意保険
  • 自賠責保険
  • 駐車場
  • 車検
  • 重量税
  • 自動車税
  • メンテナンス

 

86にかかる維持費にはこのような費用があります。

 

この費用は使用していく地域や用途などで料金に差がでますが、この辺を全国的な平均で、条件を決めて費用を計算します。

 

【条件】

  • 走行距離数は年間平均的な10,000q
  • 駐車場代は全国平均の8,500円
  • ハイオクの単価は過去5年間平均のリッター145円
  • 新車から購入して10年間

 

この条件の中でも重要になるのが「使用年数」になります。

 

使用する年数により、年間費用の金額が大きく変わり特に条件で左右されやすいのが「メンテナンス費用」になります。

 

年間費用を正確に出すには、実際の使用年数に近いものにしないといけません。

 

よりリアルな数字を出す為に、実際の平均使用年数で計算します。

 

車を使用する期間の平均は8年〜10年なので10年間保有した場合でシミュレーションしていきます。

 

この条件で維持費を計算して確認してみましょう。

 

86の実燃費

86の燃費はメーカーで12,8q/Lとされていますが、実際に使用しての平均的な実燃費は9,6q/L前後になります。
※この数字は人気燃費サイト2つを参考にして平均を出して計算した数字です。

 

年間走行距離数が10,000qなので10,000q÷9,6q/L×145円=151,042円

 

年間でかかる燃料費は151,042円になります。

 

86の任意保険

任意保険は万が一事故などを起こした場合に、相手の車両や自分の車両の修理費用などを一部または全額補償してくれる保険で、加入自体は自己判断になります。

 

車を購入したほとんどの人が任意保険に加入してるので今回は任意保険を加入して車両保険も付けた費用で計算します。

 

任意保険は補償内容や、年齢、等級、保険会社の種類などの条件により保険の料金は変わりますが、ここでは平均的に発生する保険料の費用で見ていきます。

 

86の車両料率クラスは
対人:3/対物:4/搭乗者:3/車両:5になります。

 

今回は任意保険の車両保険付きですと平均的な保険料金が70,600円になります。

 

年間でかかる任意保険代は70,600円になります。

 

86の自賠責保険

自賠責保険とは車を使用するには必ず加入が必要になる保険で強制保険とも呼ばれています。

 

車を購入した時や車検を受ける時には加入が必要になリます。

 

新車から3年間加入で37ヶ月加入の36,780円

 

その後は24ヶ月加入になり25,830円を残り7年間で4回加入しますので

 

25,830円×4=103,320円

 

36,780円+103,320円÷10年間=14,010円

 

年間でかかる自賠責保険は14,010円になります。

 

駐車場代

車を所有するには保管する場所も必要になりますので駐車場の費用がかかります。

 

駐車場代は使用地域によって金額の差が大きくなり特に都内と地方では倍以上の価格差があります。

 

今回は全国の平均で年間維持費の一部として計算していきます。

 

全国の月々駐車料金を調べてた所、高い地域と安い地域での差が、かなり大きい事が分かりました。

 

  • 駐車料金が一番高い地域は「東京」で、平均は月々31,500円 
  • 駐車料金が一番安い地域が「長野」で、平均で月々4,000円

 

東京は物凄く高い!
長野の8倍に・・・(;´Д`)

 

このように駐車場を利用する地域により、大きな違いが出てきますが、今回は全国平均で計算します。

 

全国平均が、月々平均はおおよそ8,500円

 

8,500円×12ヶ月=102,000円

 

年間で必要になる駐車場代は102,000円になります。

 

車検費用

車検は多くの人が整備工場に依頼して受けているので整備工場の平均的に車検費用を出していきます。

 

車検費用は重量税と自賠責保険は省いた整備費用のみです。

 

基本工賃+追加整備で40,000円ぐらいが平均なので

 

新車から3年で一回目の車検で40,000円

 

残り7年間で4回車検があるので40,000円×4=160,000円

 

40,000円+160,000円÷10年間=20,000円

 

年間にかかる車検費用は20,000円になります。

 

86の重量税

重量税は車両重量の大きさで税金の料金が変わります。

 

86は減税対象車ではないので特に減税はありません。

 

 

重量税

新車購入時

36,900円

初回車検時

24,600円

2回目以降車検時

24,600円

 

新車購入時と初回車検の重量税は36,900円(3年間)

 

初回目車検(4年目)以降、からは24,600円の重量税が発生します。

 

10年間で車検をする回数は5回

 

24,600円×5÷10年間=12,300円

 

年間にかかる重量税は12,300円になります。
※日本自動車整備振興会の検索ツールで計算しています。

86の自動車税

自動車税は車のエンジンの排気量や年式により金額が変わります。

 

86はエコカー減税対象外なので特に減税はありません。

 

自動車税

初年度

39,500円

2年目

39,500円

3年目以降

39,500円

 

新車から10年で毎年金額は変わりませんので年間にかかる金額は39,500円

 

年間にかかる自動車税は39,500円になります。

 

86のメンテナンス費用

86を維持するには定期的なメンテナンスも欠かせません。

 

最低限必要になる費用を出して見ました。

 

【86の10年間のメンテナンス費用】

部品名

交換時期

費用

10年間までの交換回数

10年間費用合計

エンジンオイル

5000q

5,000円

20回

100,000円

タイヤ4本205/55/16

40000q

42,400

2回

84,800円

ブレーキパッド

40,000q

18,000円

2回

36,000円

オイルエレメント

10000q

3,000円

10回

30,000円

バッテリー55D23R

30,000q

9,000円

3回

27,000円

ブレーキオイル

20000q

4,500円

5回

22,500円

ファンベルト

50,000q

18,000円

1回

18,000円

エアコンフィルター

20,000q

3,500円

5回

17,500円

エアーエレメント

20,000q

3,000円

5回

15,000円

ワイパー

20000q

2,000円

5回

10,000円

ウォッシャー液

50000q

800円

2回

1,600円

10年間での消耗品合計

362,400円

 

10年間での消耗品合計は362,400円になるので年間では362,400円÷10年間=36,240円

 

メンテナンス費用は年間で36,240円かかることになります。

 

メンテナンス費用をまとめてみると、こんなにかかってくるのかと思いますが、ここに出している費用はどれも基本的に必要な物ばかりなので、

 

もしこの他にも何か不具合などが起きた場合ではさらに費用が発生する事になるので、あくまでも最低限の費用として認識してもらった方が良いでしょう。

 

86の年間の維持費まとめ

ここまで出してきた年間の費用をまとめてみますと、

【86の年間維持費】

燃料費

151,042円

任意保険

70,600円

自賠責保険

14,010円

駐車場

102,000円

車検

20,000円

重量税

12,300円

自動車税

39,500円

メンテナンス

36,240円

維持費合計

445,692円

 

86の年間にかかる維持費合計は445,692円!

 

この維持費が他の車と比べるとどうなるのか?

 

比較をするのは共同開発されたスバルの「BRZ」で比較したいと思います!

 

が・・・

 

同じエンジンなので燃費も変わりませんし、維持費も変わらないので販売価格の差を見てみましょう。

 

  • 86(GT“Limited・Black Package”)   3,423,600円
  • BRZ(STI Sport)             3,531,600円

 

販売価格差は 108,000円BRZの方が高くなります。

 

その他のグレードでも比較しましたが、10万以上の差額が縮まる事はありません。

 

メーカーの違いと内外装にはオプションパーツなどにも違いがあるので直接、見て触って試乗して決めるのが一番でしょう。

 

さらに、86を購入するなら1円でも安く購入した方が良いですよね?

 

その浮いた分の費用で、自分好みのオプションパーツを充実させる事も出来るので、他には無いオリジナル車を作り上げる事も可能です。

 

自分仕様の車なら乗るたびに、特別なドライビング空間を演出してくれるので仕事に行くのだって毎日楽しくなり十分な価値観を味わえるでしょう。

 

ここから購入時に販売価格を出来る限り値引きをして通常よりも安く購入出来れば、もっと違ってきますよ!

 

86を購入するなら商談ポイントが決め手!

 

クルマの購入をするには、何も戦略なしで商談すると大損をしてしまいます!

 

クルマは大きな買物なので値引きの幅も大きな金額になります。

 

そこを何も知らないで営業マンと商談してしまうと、かなり損をしてしまう事になるのでチョットしたコツをお伝えします。

 

誰でも簡単に出来る方法です。

 

長年私は整備士時代で、営業マンの交渉をさんざん見てきたので、裏をつく事が出来て尚且つ効果的な方法があります!

 

買う」と「売る2つの交渉術を身に着ける事で、ここから販売価格を出来る限り値引きをして通常よりも安く購入する事も可能です。

 

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どちらもとも超効果的な乗り換え術なので、かなり役に立つ方法ですよ。

 

高く売ってさらに安く買える方法を試してみてはいかがでしょうか