S660の実燃費と年間維持費がいくらになるか詳しく計算して紹介!

2015年4月に発売したホンダの2シーター・オープンスポーツ「S660」軽自動車とは思えないほどのその外観に一目ぼれして購入された方も多いのではないでしょうか。

 

コンパクトなボディーに存在感は十分感じとれる個性的なデザインに仕上がっていますが、外観だけではなく走りにもこだわって作られています!

 

エンジンは走行性能を上げるために、ミッドシップ(後ろにエンジン)を採用する事で重量バランスを均衡させて駆動力の伝達効率も良くなる!

 

走行性能は上がるのは分かるのですが、整備士としてはこのミッドシップエンジンは何かと整備性が悪くて〜〜〜ってなるんです(;´∀`)

 

エンジンを点検するにもリヤフードがバーンと後ろに開くのでエンジンを除けるのは左右からのみになり、いちいち左右から回り込んで整備する事になるので

 

「ぐぬぬ・・・」という状態に陥ります。

 

とまあ整備性はあまり関係ないですよね(-_-;)

 

そんな整備士泣かせのミッドシップエンジンを採用する事によって外観のデザインに引けを取らない走行性能を発揮出来ます!

 

ではS660を実際に購入して維持していくとどのくらいの燃費やランニングコストがかかるのか?

 

この辺も確認しないと、購入してから予想外の費用にメンテナンスがおろそかになってしまう事にもなりかねません。

 

車は購入してからのケアが大切で、長く上手に付き合っていけるように全体的な維持費を把握してみましょう!

 

そこで今回は、よりリアルな維持費を出すために使用年数にもこだわって計算していきます。

 

車の平均使用年数は8年〜10年がほとんどなので、この年数を所有した年間維持費を出す事によって、よりリアルな費用が出す事が出来ます。

 

例えば

 

エンジンオイルは何回交換するのか?

 

ブレーキオイルは何回交換するのか?

 

こういった細かい所を、正確に出す事が出来るし、その他にも税金部分なども年数によって変わってくるのでより現実的な費用を知る事が出来ます。

 

S660の維持費を詳しく知る事で、いくつかメリットがあるんですよ!

 

  1. 販売営業マンに購入後も含めて商談出来る!
  2. 家族を説得させる材料となる!
  3. 維持費を含めて比較すると本当の価格価値が見える!

といったように、周囲の方への交渉で役に立ったり車の比較で迷った時などは販売価格だけではなく、トータルで比較する事で販売価格差が明確に分かるので自分が感じた価値観と金額差を比べる事が簡単に出来るようになる!

 

つまり、S660の維持費マニアになり一番の強敵である「奥様」にも購入後まで考えた提案が出来れば説得力が各段にアップして説明できる事は間違いありません!

 

これからの車購入や車選びに役に立てて下さい。

 

記事の最後にも車購入では欠かせない「とっておきの方法」を紹介していますのでお見逃しなく。

S660にかかる年間維持費

車を所有するには必ずかかる費用がありますが、どのような費用が発生するのか確認していきましょう。

 

【S660にかかる維持費】

  • 燃料費
  • 任意保険
  • 自賠責保険
  • 駐車場
  • 車検
  • 重量税
  • 自動車税
  • メンテナンス

 

S660にかかる維持費にはこのような費用があります。

 

この費用は使用する地域や使用目的によって料金に差がでますが、この辺を全国的な平均で、条件を決めて費用を計算します。

 

【条件】

  • 走行距離数は年間平均的な10,000q
  • 駐車場代は全国平均の8,500円
  • ガソリン単価は過去5年間平均のリッター130円
  • 新車から購入して10年間

 

この条件の中で最も重要になるのが「使用年数」になります。

 

使用する年数で、年間にかかる維持費の金額が大きく変わり特に条件によって左右されるのが「メンテナンスの費用」です。

 

何年使用していくかで交換する部品も変わるし、交換時期も部品によって違うので実際の使用年数に近いものにしないと意味がありません。

 

よりリアルな数字を出す為に、実際の平均使用年数で計算していきます。

 

車の使用期間平均は8年〜10年なので10年間保有した場合でシミュレーションしていきます。

 

この条件で維持費を計算して確認してみましょう。

 

S660の実燃費

S660の燃費はメーカーで24,2q/Lとされていますが、実際に使用しての平均的な実燃費は17,1q/L前後になります。
※この数字は人気燃費サイト2つを参考にして平均を出して計算した数字です。

 

年間走行距離数が10,000qなので10,000q÷17,1q/L×130円=76,023円

 

年間でかかる燃料費は76,023円になります。

 

S660の任意保険

任意保険とは万が一事故などが発生した時に、相手の車両や自分の車両の修理費用などを一部または全額補償してくれる保険で、加入自体は自己判断になります。

 

車を購入した多くの人が任意保険に加入しますので今回は任意保険も加入して車両保険を付けた費用で計算していきます。

 

任意保険は補償内容や、年齢、等級、保険会社の種類などの条件により保険の料金は変わりますが、ここでは平均的に発生する保険料の費用で見ていきます。

 

軽自動車の車両料率クラスはありませんので今回は任意保険の車両保険付きですと平均的な保険料金が44,800円になります。

 

年間でかかる任意保険代は44,800円になります。

 

S660の自賠責保険

自賠責保険とは車を使用するには必ず加入が必要になる保険で強制保険とも呼ばれています。

 

車を購入した時や車検を受ける時には保険加入が必要になリます。

 

新車から3年間加入で37ヶ月加入の35,610円

 

その後は24ヶ月加入になり25,070円を残り7年間で4回加入しますので

 

25,070円×4=100,280円

 

35,610円+100,280円÷10年間=13,589円

 

年間でかかる自賠責保険は13,589円になります。

 

駐車場代

車を所有するには保管をする場所も必要になりますので駐車場の費用がかかります。

 

駐車場代は使用地域により金額の差が大きくなり特に都内と地方では倍以上の価格差があるんです。

 

【駐車場を安くする方法もコチラの記事で紹介してます!】

 

今回は全国の平均で年間維持費の一部として計算していきます。

 

駐車料金が高いNO1安いNO1の差を見てください!

 

  • 駐車料金が一番高い地域は「東京」で、平均は月々31,500円 
  • 駐車料金が一番安い地域が「長野」で、平均で月々4,000円

 

東京はやばいくらい高いです!
長野の8倍にもなります・・・(;´Д`)

 

このように駐車場を利用する地域で、金額に大きな差が出ますが、今回は全国平均で計算します。

 

全国平均が、月々平均はおおよそ8,500円

 

8,500円×12ヶ月=102,000円

 

年間で必要になる駐車場代は102,000円になります。

 

車検費用

車検はほとんどの人が整備工場に依頼して受けているので整備工場の平均的に車検費用を出していきます。

 

車検費用は重量税と自賠責保険は省いた整備費用のみです。

 

基本工賃+追加整備で40,000円ぐらいが平均なので

 

新車から3年で一回目の車検で40,000円

 

残り7年間で4回車検があるので40,000円×4=160,000円

 

40,000円+160,000円÷10年間=20,000円

 

年間にかかる車検費用は20,000円になります。

 

S660の重量税

重量税は車両重量の大きさで税金の料金が変わります。

 

S660は25%減税対象車なので減税になります。

 

 

重量税

新車購入時

5,600円

初回車検時

5,000円

2回目以降車検時

5,000円

 

新車購入時は5,600円(3年間)

 

2回目車検以降、からは5,000円の重量税が発生します。

 

10年間で車検をする回数は5回

 

そのうち3年間は重量税が5,600円で残り7年間で4回の車検を受ける事になりますので、

 

5,000円×4+5,600÷10年間=2,560円

 

年間にかかる重量税は2,560円になります。
※日本自動車整備振興会の検索ツールで計算しています。

S660の自動車税

自動車税とは車のエンジンの排気量や年式により金額が変わります。

 

S660の自動車税は特に減税はありません。

 

自動車税

初年度

10,800円

2年目

10,800円

3年目以降

10,800円

 

自動車税は毎年発生しますので

 

年間にかかる自動車税は10,800円になります。

 

S660のメンテナンス費用

S660を維持するには定期的なメンテナンスも重要なので欠かせません。

 

最低限必要になる費用を出して見ました。

 

【S660の10年間のメンテナンス費用】

部品名

交換時期

費用

10年間までの交換回数

10年間費用合計

エンジンオイル

5000q

5,000円

20回

100,000円

タイヤ4本165/55/15

40000q

29,600円

2回

59,200円

バッテリーM42

30,000q

11,500円

3回

34,500円

ブレーキパッド

40000q

16,500円

2回

33,000円

オイルエレメント

10000q

3,000円

10回

30,000円

ブレーキオイル

20000q

4,500円

5回

22,500円

ファンベルト

50,000q

17,800円

1回

17,800円

エアコンフィルター

20,000q

3,500円

5回

17,500円

エアーエレメント

20,000q

3,000円

5回

15,000円

ワイパー

20000q

2,000円

5回

10,000円

ウォッシャー液

50000q

800円

2回

1,600円

10年間での消耗品合計

341,100円

 

10年間での消耗品合計は341,100円になるので年間では341,100円÷10年間=34,110円

 

メンテナンス費用は年間で34,110円かかることになります。

 

メンテナンス費用を年間で見ると、かなりかかるように感じますがここに出している費用はどれも基本的な部分です。

 

何か不具合などが発生した場合では、さらに費用がかかるのであくまでも最低限の費用として認識してもらった方が良いでしょう。

 

S660の年間維持費まとめ

ここまで出してきた年間の費用をまとめてみますと、

【S660の年間維持費】

燃料費

76,023円

任意保険

44,800円

自賠責保険

13,589円

駐車場

102,000円

車検

20,000円

重量税

2,560円

自動車税

10,800円

メンテナンス

34,110円

維持費合計

303,882円

 

S660にかかる維持費合計は303,882円!

 

この維持費が他の車と比べるとどうなるのか?

 

比較をするのはライバル車の「コペン」で比較したいと思います!

 

コペンの実質燃費は16q/L

 

年間の燃料費は81,250円になります。

 

ではこの維持費部分をS660とコペンで比較して見ましょう。

【S660とコペンの年間維持費】

 

S660

コペン

燃料費

76,023円

81,250円

任意保険

44,800円

44,800円

自賠責保険

13,589円

13,589円

駐車場

102,000円

102,000円

車検

20,000円

20,000円

重量税

2,560円

2560円

自動車税

10,800円

10,800円

メンテナンス

34,110円

35,390円

維持費合計

303,882円

310,389円

 

年間で6,507の差が出ます!

 

ちょっとした走り方の違いで差額を埋められそうな金額なので維持費に関してはそれほどどちらも変わらないと言えるでしょう。

 

では販売価格差はどうなっているのかも確認してみましょう!

 

  • S660(β)    1,980,000円
  • コペン(Robe)  1,852,200円

 

販売価格差は127,800円ほどコペンの方が安くなります。

 

年間差額にすると12,780円なので、ほとんど差はないと言える金額ではないでしょうか。

 

維持費も販売価格もそれほど差額は無いとしたらもう後はデザインと乗り心地で比べて見るしかありませんね!

 

さらにS660を購入するなら1円でも安く買う方が良いですよね?

 

S660の販売価格を最大限の値引きをさせる事が出来れば、新車での豊富なオプションパーツなども選びたい放題ですよ!

 

やっぱりこいった車は自分好みの個性的な1台に仕上げたいですよね♪

 

自分だけの特別仕様に仕上げることで車体価格以上の価値を味わえる事ができるはずです!

 

S660を購入するなら商談ポイントが決め手!

 

クルマの購入をする時には、何も戦略をしないで商談すると大損をしてしまいます!

 

クルマは大きな買物なので値引きの幅も大きな金額になります。

 

そこを何も知らないで営業マンと商談してしまうと、かなり損をしてしまう事になるのでチョットしたコツをお伝えします。

 

誰でも簡単に出来る方法です。

 

長年私は整備士時代で、営業マンの交渉をさんざん見てきたので、裏をつく事が出来て尚且つ効果的な方法があります!

 

買う」と「売る2つの交渉術を身に着ける事で、ここから販売価格を出来る限り値引きをして通常よりも安く購入する事も可能です。

 

誰でも出来る「高値売却」のポイント

車の売却時には「ある事」を徹底するだけで高値を引き寄せる
古い車を乗り続けるか迷った時には確認する3つのポイント

「最安値」を狙う簡単なコツ

新車に乗り換える時はベストタイミングを見逃すな!
新車乗り換え時期を見極めるには比較がポイントになる!

どちらもとも超効果的な乗り換え術なので、かなり役に立つ方法ですよ。

 

高く売ってさらに安く買える方法を試してみてはいかがでしょうか