アルトの年間維持費を計算していくらになるか徹底解説!

スズキの代表的なクルマとして根強い人気の「アルト」!
1979年に初代モデルが販売されてから8代目のアルトになります。

 

お手ごろな価格でありながらも性能は高性能を維持されて安全装置などの対策もしっかりしている。

 

車両重量も軽量なので、その軽さを活かして走行性と驚異的な燃費を引き出している所もかなり魅力的なクルマなのではないでしょうか。

 

整備士時代では何台アルトの整備をしたか分からないぐらいしましたが小柄なボディは、乗るのも整備するのも楽チンでしたね♪

 

特にアルトワークスなんて、遊び車にはもってこいの面白いクルマでした。

 

ではそんなアルトの実際の燃費や維持費はどのくらいかかるのか?

 

販売価格は低価格なのは分かるけどトータル的に比較してどうなのか?

 

車は販売価格だけを費用として考えていると購入してから予想外の費用に悩まされる事になります。

 

そこで今回は、アルトの実際にかかる年間維持費と燃費などを詳しく紹介したいと思います。

 

年間維持費を知る事で多くのメリットが期待できますよ!

 

  1. 販売営業マンに購入後も含めて商談出来る!
  2. 家族を説得させる材料となる!
  3. 維持費を含めて比較すると本当の価格価値が見える!

 

年間維持費を詳しく知る事で、購入時の商談材料として活用できますし他のクルマと迷っているときの比較材料としても役に立ちます。

 

ほとんどの人がクルマの販売価格だけを意識して商談していますが、実はクルマは購入してからの維持費の方が大きな金額になるんです!

 

販売価格だけじゃないリアルな維持費を知る事で、車の本当の価格を比較をする力が身に着ける事ができますよ!

 

是非これからの車購入や車選びに役に立てて下さい。

 

記事の最後にも車購入では欠かせない「とっておきの方法」を紹介していますのでお見逃しなく。

アルトにかかる年間維持費

クルマを所有するには必ずかかる費用がありますが、どのような費用が発生するのか確認していきましょう。

 

【アルトにかかる維持費】

  • 燃料費
  • 任意保険
  • 自賠責保険
  • 駐車場
  • 車検
  • 重量税
  • 自動車税
  • メンテナンス

 

アルトにかかる維持費にはこのような費用があります。

 

この費用は使用する地域や使用の目的によって金額に差がでますが、この辺を全国的な平均で、条件を決めて費用を計算します。

 

【条件】

  • 走行距離数は年間平均的な10,000q
  • 駐車場代は全国平均の8,500円
  • ガソリン単価は過去5年間平均のリッター130円
  • 新車から購入して10年間

 

この条件の中で重要になるのが「使用年数」になります。

 

使用年数により、年間維持費の金額が大きく変わり特に条件で左右されるのが「メンテナンスの費用」です。

 

車を何年使用していくかで交換する部品が変り、交換時期も部品によって違ってきます。

 

そこで、よりリアルな数字を出す為に、実際の平均使用年数で計算していきます。

 

車の使用期間平均は8年〜10年なので10年間保有した場合でシミュレーションしていきます。

 

この条件で維持費を計算して確認してみましょう。

 

アルトの実燃費

アルト(X)の燃費はメーカーで37,0q/Lとされていますが、アルト(X)実際に使用しての平均的な実燃費は24,9q/L前後になります。
※この数字は人気燃費サイト2つを参考にして平均を出して計算した数字です。

 

年間走行距離数が10,000qなので10,000q÷24,9q/L×130円=52,209円

 

年間でかかる燃料費は52,209円になります。

 

アルトの任意保険

任意保険は万が一事故が発生した場合などに、相手の車両や自分の車両の修理費用などを一部または全額補償してくれる保険で、加入自体は自己判断になります。

 

クルマを購入したほとんどの人が任意保険に加入してるので今回は任意保険に車両保険を付けた費用で計算します。

 

任意保険は補償内容や、年齢、等級、保険会社の種類などの条件によって保険の金額は変わりますが、ここでは平均的な保険料の費用で見ていきます。

 

軽自動車には車両料率クラスはないので今回は任意保険の車両保険付きですと平均的な保険料金が44,800円になります。

 

年間でかかる任意保険代は44,800円になります。

 

アルトの自賠責保険

自賠責保険はクルマを使用するには必ず加入が必要な保険で強制保険とも呼ばれています。

 

車を購入した時や車検を受ける時には保険加入が必要になリます。

 

新車から3年間加入で37ヶ月加入の35,610円

 

その後は24ヶ月加入になり25,070円を残り7年間で4回加入しますので

 

25,070円×4=100,280円

 

35,610円+100,280円÷10年間=13,589円

 

年間でかかる自賠責保険は13,589円になります。

 

駐車場代

クルマを所有していくに保管する場所も必要になりますので駐車場の費用がかかります。

 

駐車場代は使用する地域によって料金の差が大きくなり特に都内と地方では倍以上の価格差があります。

 

【駐車場を安くする方法もコチラの記事で紹介してます!】

 

今回は全国の平均で年間維持費の一部として計算していきます。

 

まずは全国の駐車料金が高いNO1安いNO1の差を紹介します!

 

  • 駐車料金が一番高い地域は「東京」で、平均は月々31,500円 
  • 駐車料金が一番安い地域が「長野」で、平均で月々4,000円

 

駐車料金が全国NO1は東京です!
長野の8倍に・・・(;´Д`)

 

このように駐車場を利用する地域で、金額に大きな差が出ますが、今回は全国平均で計算します。

 

全国平均が、月々平均はおおよそ8,500円

 

8,500円×12ヶ月=102,000円

 

年間で必要になる駐車場代は102,000円になります。

 

車検費用

車検は多くの人が整備工場に依頼して受けているので整備工場の平均的に車検費用を出していきます。

 

車検費用は重量税と自賠責保険は省いた整備費用のみです。

 

基本工賃+追加整備で40,000円ぐらいが平均なので

 

新車から3年で一回目の車検で40,000円

 

残り7年間で4回車検があるので40,000円×4=160,000円

 

40,000円+160,000円÷10年間=20,000円

 

年間にかかる車検費用は20,000円になります。

 

アルトの重量税

重量税は車両重量の大きさで税金の料金が変わります。

 

アルト(X)は新車購入時には重量税が免税になります。

 

 

重量税

新車購入時

0円

初回車検時

5,000円

2回目以降車検時

5,000円

 

新車購入時は0円(3年間)

 

2回目車検以降、からは5,000円の重量税が発生します。

 

10年間で車検をする回数は5回

 

そのうち3年間は重量税は0円で残り7年間で4回の車検を受ける事になりますので、

 

5,000円×4÷10年間=2,000円

 

年間にかかる重量税は2,000円になります。
※日本自動車整備振興会の検索ツールで計算しています。

アルトの自動車税

自動車税は車のエンジンの排気量や年式により金額が変わります。

 

アルトは翌年度自動車税が50%減税になります。

 

自動車税

初年度

10,800円

2年目

5,400円

3年目以降

10,800円

 

自動車税は毎年になるので10年間のうち翌年度だけが5,400円残りの9年間は10,800円なので

 

10,800円×9年間+5,400円÷10年間=10,260円

 

年間にかかる自動車税は10,260円になります。

 

アルトのメンテナンス費用

アルトを所有していくには定期的なメンテナンスも欠かせません。

 

最低限必要になる費用を出して見ました。

 

【アルトの10年間のメンテナンス費用】

部品名

交換時期

費用

10年間までの交換回数

10年間費用合計

エンジンオイル

5000q

5,000円

20回

100,000円

タイヤ4本165/55/15

40000q

29,600円

2回

59,200円

バッテリーK42R

30,000q

7,500円

3回

22,500円

ブレーキパッド

40000q

16,500円

2回

33,000円

オイルエレメント

10000q

3,000円

10回

30,000円

ブレーキオイル

20000q

4,500円

5回

22,500円

ファンベルト

50,000q

17,800円

1回

17,800円

エアコンフィルター

20,000q

3,500円

5回

17,500円

エアーエレメント

20,000q

3,000円

5回

15,000円

ワイパー

20000q

2,000円

5回

10,000円

ウォッシャー液

50000q

800円

2回

1,600円

10年間での消耗品合計

329,100円

 

10年間での消耗品合計は329,100円になるので年間では329,100円÷10年間=329,100円

 

メンテナンス費用は年間で32,910円かかることになります。

 

メンテナンス費用を年間で出して見るとかなりかかるように思えますが、ここに出している消耗品はどれも基本的な部分だけです。

 

何か不具合が発生した場合では、この他にも費用がかかる事になるのであくまでも最低限の費用として認識してもらった方が良いでしょう。

 

アルトの年間維持費まとめ

ここまで出してきた年間の費用をまとめてみますと、

【アルトの年間維持費】

燃料費

52,209円

任意保険

44,800円

自賠責保険

13,589円

駐車場

102,000円

車検

20,000円

重量税

2,000円

自動車税

10,260円

メンテナンス

32,910円

維持費合計

277,768円

 

アルトにかかる維持費合計は277,768円!

 

この維持費が他の車と比べるとどうなるのか?

 

比較をするのはライバル車のダイハツ「ミライース」で比較したいと思います!

 

ミライースの実質燃費は21,2q/L

 

年間の燃料費は61,321円になります。

 

ではこの維持費部分をアルトとミライ―スで比較して見ましょう。

【アルトとミライ―スの年間維持費】

 

アルト

ミライ―ス

燃料費

52,209円

61,321円

任意保険

44,800円

44,800円

自賠責保険

13,589円

13,589円

駐車場

102,000円

102,000円

車検

20,000円

20,000円

重量税

2,000円

2,000円

自動車税

10,260円

10,260円

メンテナンス

32,910円

32,990円

維持費合計

277,768円

286,960円

 

年間で9,192の差が出ます!

 

年間維持費も大きな差額は無いですがアルトの方が若干、燃費が安く抑える事が出来そうです。

 

では販売価格差も確認してみましょう!

 

  • アルト(X)     1,134,000円
  • ミライ―ス(G)   1,209,600円

 

販売価格差は75,600円ほどアルトの方が安くなります。

 

この販売差額と先ほどの年間維持費を10年間で計算すると

 

75,600円+91,920円=167,520円

 

販売価格と維持費を合わせて167,520円ほどの差額が出てきますので金額的に選ぶなら、アルトの方が良いですね。

 

グレードによって多少の金額差があるので、差額も変わってくるとは思いますが販売価格も維持費もエコなクルマには間違いありませんね。

 

さらにここからアルトの販売価格を通常よりも安く買う事が出来たら、選ぶ事が出来るオプションパーツも増えてきます!

 

クルマは自分だけのオリジナル仕様に仕上げることで車体価格以上の価値を味わえる事ができます。

 

そういった自分だけのクルマは購入後も愛着が沸いて後悔する事もないでしょう!

 

アルトを購入するなら商談ポイントが決め手!

 

クルマの購入では、何も戦略をしないまま商談すると大損をしてしまいます!

 

クルマは大きな買物になるので値引きの幅も大きな金額になります。

 

そこを何も知らないで営業マンと商談してしまうと、かなり損をしてしまう事になるのでチョットしたコツをお伝えします。

 

誰でも簡単に出来る方法です。

 

長年私は整備士時代で、営業マンの交渉をさんざん見てきたので、裏をつく事が出来て尚且つ効果的な方法があります!

 

買う」と「売る2つの交渉術を身に着ける事で、ここから販売価格を出来る限り値引きをして通常よりも安く購入する事も可能です。

 

誰でも出来る「高値売却」のポイント

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どちらもとも超効果的な乗り換え術なので、かなり役に立つ方法ですよ。

 

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